気力が湧かず、憂鬱な感じがずっと続く・・・
それが日常の生活に支障を来たようになるのが「うつ病」という病気です。
日本人のうつ病有病率は12%程度と推定されていて、全国民の約8人に1人はうつ病かうつ状態にあるとも言われています。多いですね、本当に(TдT)
毎年3万人ほどのかたが自ら命を絶っていますが、このうち半数以上の方はうつ病であったと推測されているんです。本当に恐ろしい問題になっていますね。(+_+)
私も仕事でストレスを抱え始めた20代前半の頃はうつ状態だった時期もありました。。
(結果、自律神経失調症・パニック障害・甲状腺機能亢進症の再発などに)
早期発見、早期対応が重度の鬱にならない為にも重要です。少しでもおかしいと感じたら、あるいは周りの人に「病院にいってみたほうがいいよ」というアドバイスをもらうような事柄があれば(自分自身では気付かない・認めなくないケースも多い)要チェックです。

★集中力や思考力がなくなる
★食欲がなく、食べても美味しいと感じれない
★ぐったりして、朝も起きられない。
★何をしていても楽しくない、周りの事にも興味が持てない
★気分がひどく落ち込んで、憂鬱な状態が2週間以上続いている
★夜、眠れない。夜中や早朝に何度も目が覚めてしまう。
★疲れやすく、体が鉛のように重く感じる。
★自分を責めてしまう。否定的な感情ばかりが出てくる。
★いっそ消えてしまいたいと思ってしまう。
(死について何度も考えてしまう)
チェックシートの方で診断してみる! ◆
うつ 診断 (ストレス チェック)◆
他、うつ病には心の症状の他に、身体的症状もあります。
そこを見逃していると、うつ病発見が遅れてしまうので、要注意です。
【身体症状】
睡眠障害(何度も目が覚める、朝早く目が覚める 不眠症状)、疲労感・倦怠感、食欲不振、めまい・耳鳴り、口の渇き・味覚障害(美味しいと思わない)、首や肩のこり、腰痛、腹痛、胃のムカつき、下痢・便秘、頻尿、性欲減退、月経不順、インポテンツなど・・・
うつ病は「セロトニン」「ノルアドレナリン」という神経伝達物質の減少(脳の機能の低下)が原因とされています。
(備考:ノルアドレナリンの分泌量が増えると、感情、思考の活動が高まります。それにより意欲的になったり、活力に満ちた行動がとれるのです。)
(備考A:セロトニンとは『ノルアドレナリン』や『ドーパミン』と並んで、体内で特に重要な役割を果たしている三大神経伝達物質の一つ。セロトニンは、ノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑え、心のバランスを整える作用のある伝達物質で、セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れて、暴力的(キレる)になったり、うつ病を発症すると言われています。
うつ病は過労、死別、人間関係のしがらみやストレスなどをきっかけに発症するケースが多く、女性のうつ病患者は約男性の2倍。不安障害も女性のほうがかかる率は高く、男性の1.2倍から2倍にもなるとか。
うつ病に関するアメリカの調査によれば、男女差がはっきり出始める年齢は10〜14歳からでその後50歳まではずっと女性が男性のほぼ2倍で、50歳を超えると男女差はさらに広がるそうなんです。
男性が主に職場での悩みにでうつ病にかかるのに対して、女性の原因は仕事や人間関係のストレスの他に「妊娠・出産・育児・閉経(更年期障害)」など、個人の生活上の問題にも集中しています。
女性のうつ病や不安障害は女性ホルモンと密接な関係があるため、ライフサイクルで大きな変化が起こるときに症状が出やすくなるんですね。
そして、性格的には几帳面で完璧主義、仕事熱心で責任感が強いタイプ、他人との関係を重視する人なども、うつ病にかかりやすいのです。
Σ('゚д゚'il!)
【うつ病になりやすい人の性格】
・まじめ、几帳面でいつも何にでも完ぺきを目指してしまう。
・他人任せにできない
・職人気質できちんと仕事をしないと気がすまない
・1つの物事に執着するタイプ
・かたくなで柔軟性に欠ける
・他人の評価に対して過敏に反応してしまう
・自己否定的な考えをよくする
・悲観的な見方をしがち
・白黒はっきりしないと気がすまない
・優先順位の設定ができない
・自尊心が低い(自分が嫌い)
・感情の表現下手
・自分の思っていることをなかなか口に出せない
・義理がたく人情深く、人に頼まれると断れないタイプ
なんだか、自分の性格が当てはまりすぎて恐ろしいです(汗)
日頃から考え方の癖なども含めて注意しないといけませんね!
そして・・・症状が回復しても再発防ぐための経過観察がとても大切です。
また治療にもある程度の時間が必要になります。
気分の酷い落ち込みや身体症状(不眠など)うつ病の辛い症状を治療改善していく時期が
「急性期」医師のアドバイスに従い、身体も充分に休ませることが大事です。
辛い症状が安定すると「継続期」に。 ここで安心するのではなく、一年ほどはマメに心身共にケアしながら様子を見ていく時です。元の生活とほぼ同じように暮らせるようになったら一旦「回復」とされて、様々な処方も終了方向へ。。。(*^_^*) その後の1年間は年に何回か通院し、再発予防に努めるケースが多いようです。
早期発見、早期対応が重度の鬱にならない為にも重要なんですね。
私の大学時代の仲間も鬱病で自らの命を絶ってしまいました。
人一倍心が優しい人でした。。
葬儀で「あのとき電話に出ていれば」 「あの時会っていたら」とむせびなく友達を見て、胸が締め付けられる思いでした。
「頑張りすぎちゃってたから、今はゆっくり休んでいいと思うよ。」
「私に出来ることがあったら、遠慮しないでいつでも何時でも連絡してね。」
そう言ってマメに様子を見てあげていたなら・・・
本当に本当に無念でなりません。


★薬を飲むこと (症状や人にもよります)
★とにかく休養をとること (仕事を離れて入院または家庭で静養)
★ストレスの原因を把握して取り除く
(ストレスの起こりやすい環境を見直す)
★精神療法・カウンセリング
再発防止のために偏った考え方のパターンを自分でチェック・見直すことも大事です。
精神療法・カウンセリングの中には「認知行動療法」「森田療法」「内観療法」の治療法があって、共通している点はご自分の中にある「生きる力」を見出という点です。
他、作業療法、リラクゼーションなどもあります。ヽ(*・ω・*)ノ
一つの特別な手法に偏るのではなく、症例の違いや時期の差異によって色んな手法の治療を考えてくれる病院がよいですね!
クリニック選びもクチコミやコミュニティなどを参考にしたり、一度通ってみて相性が悪ければ変えるなど、これじゃないとダメだ!と決め付けずに柔軟に動いてくださいね。
主にストレスになっていた事態を振り返って、自らにとって”何がつらかったのか”そして、その対処法や受け止め方について、精神科医や心理カウンセラーとともに見直していき、ぶり返しが無いように”自らの性格特徴や考え方、とらえ方の特性”についても見つめ直し、微調整していくことも大事だと思います。(*^∀^*)
一人暮らしの方は実家に帰ったり、食事作りや家事を誰かに頼る・一時的に入院するなど”何もしないで体を休める”ということに集中できる環境づくりをしてくださいね!
またうつ病では、良くなった後に少し逆戻りしてうつ状態が悪化する再発のケースがよくあるそうです。
週単位でじっくりと自分の体や心のコンディションを見ていくことが大事です。身の回りの事が無理なく自分で出来るようになってきたら回復の兆しですので、焦らずゆっくり休みましょう!

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