■五月病の原因
新しい環境での生活というのは、自分自身が感じている以上に心身ともに負担がかかっているものです。
GWなどのまとまった休みをきっかけに今まで溜まっていた疲れが表にドット出てきたり、今までの事をゆっくり振り返る時間がある時に 「自分の人生、このままでいいのだろうか?これからもうまくやっていけるのだろうか?」 と悩み、考え込んでしまって発症する方もいます。
五月病は春にかけての進学、就職、転職、職場移動、人事移動などの環境変化と大きく関わっています。 そのような環境変化が、ストレスの軽減に役立つ脳内の神経伝達物質セロトニンの分泌を不足させ、その結果、感情を上手くコントロールできなくなったり、憂うつな気分になりやすくなってしまうのです。
この他にも、連休中の不規則な食事や夜更かしによる体内リズムの変化から、セロトニンの分泌が鈍くなってしまうことが原因となることもあります。
そして遂にストレスが自分のキャパシティを超えたとき、体に症状として現れてきます。新しい環境や人間関係についていけなかったり、悩みを貯め込んでしまうことが大きな原因の1つで、本人が疲れを自覚している場合もありますが、多くの場合はそれまで疲れを自覚できないケースが多いのです。
【かかりやすい人の特徴や原因まとめ】
生真面目、几帳面、おとなしい性格、完璧主義、責任感が強い、感情を表に出すのが苦手
- 大きな目標を達成した緊張からの解放感(入試、入社など)
- 新しい人間関係がうまくいかない。(転職、転勤、人事異動、部署移動)
- 初めての一人暮らしや時間の使い方の変化など、環境に対応できない。
- 新しい環境への不安、不満。
- 新しい環境に入り、次の目標を喪失してしまう。
等々、が考えられます。
ほかにもよく見られる症状としては以下のようなものがあります
〜 体に出てくる症状〜 |
疲れやすい |
朝起きられない |
食欲が湧かない |
めまいがする |
頭痛/腹痛/便秘 |
眠れない |
動悸 |
疲労感 |
〜 内面的に出てくる症状
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焦燥感がある |
イライラする |
やる気が出ない |
不安感がある |
なんとなく落ち込んでいる |
何をするのも面倒で億劫 |
思考力・判断力が持てない |
興味・関心がわかない |
- 主な症状まとめ
- 体が疲れやすく、倦怠感が酷い
- 不眠症で、朝起きられない
- 好きだった物事に全く興味が湧かない
- 人と接したり会話したくない
- 食欲減退。あるいは、逆に過食気味になった
- 運動したり、外出するのが嫌になった
- 仕事着や背広に着替えるのも億劫だ
- 通勤通学をする前後最中に体調が悪くなる
- 朝になると行きたくなくなり、遅刻や欠勤が増える
- 仕事のミスが増え、効率が落ちた
うつの症状と同じようですね。
また、五月病が長引くと、うつ病に発展する可能性がありますので気をつけましょう。(TдT)
1ヶ月近く苦しい症状が続いた場合は、きちんとした病院に行くことをおすすめします。
→続いて5月病を防ぐ対策を見てみましょう
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