赤ちゃんの誕生はこの上なく幸せで感謝に包まれたもの。。。
しかし、産院を退院した途端にやってくるのが子育ての不安です。
私も一人目の時は、旦那さんが単身赴任で東京にいたため、一人で子育てをする時間が長く、とても不安な日々を過ごしました。
産後うつとは、出産後の身体の変化や生活の変化によって引き起こされる「うつ状態」のことをいいます。
ホルモンの激しい変動に加え、当分の間は2〜3時間置きに授乳しなくてはいけない、オムツ交換や着替え・・・等々、赤ちゃんの世話や家事で自分だけの時間はゼロになり、慢性的な睡眠不足が延々と続く。。。
産後気はこのように心身共に大きなストレスを抱える時期なのです。
もともと”うつ病”はストレスが強くかかり続けることでセロトニンなどの神経伝達物質(幸せホルモン)が減少してしまう病気です。産後うつもこのメカニズムは同じです。
産後うつについて絶対的な定義があるわけではありませんが、通常、お産が終わった後1年以内に発症するケースが多く、一般のうつよりも、早く見つけて早く対応すれば治りも早いというのが特徴で、早期にきちんとケアすればその7〜8割は薬の投与なしに完治できるといわれています。
(国内の報告では、産後うつを発症する割合は、産後一ヶ月で8〜9%、産後三ヵ月で14%。また過去に月経前症候群や拒食症・過食症などの摂食障害を経験したことがある人は産後うつを発症しやすいという報告もあるそうです)
- 赤ちゃんを可愛いと思うことができず、愛情がわいてこない。
- 赤ちゃんが泣いていても無視し、長時間放置していしまう。
- 食欲不振や吐き気、頭痛な身体的な不調が続いている。
- 憂鬱が気持ちが長く続き、ちょっとしたことで涙が止まらなくなる。
- 今まで楽しめていたことも興味が湧かず、何をしていても楽しくない。
- 自分は駄目な人間だ、母親失格だと感じ、マイナス思考になっている。
- この先に待つ楽しいことが考えられず 心配や不安で頭がいっぱいになる。
- 常に寝不足で、体力的・精神的にも限界を感じる。
- 育児の悩みを話せる人が周囲にいない。
- 外出したいと思わなくなり、家にこもりがちだ。
- 親や家族、夫のサポートが少なく、家事育児を一人でこなしている。
- もたもたしていて家事や仕事がかたづかず、ご飯のメニューがなかなか決まらない等考える力が低下している。
【産後うつの原因】 産後うつの原因として、 周囲のサポートを得にくい環境だったり、親から愛された実感を持てなかった人、人に頼るのが苦手な人、自己評価が低い人などの性格要因が重なると、産後うつを発症しやすくなってしまいます。
詳しくは、ばいばいストレス内「育児ストレスの原因」で詳しく紹介しています
のでご覧ください(*´∀`*)
初期の段階での対処であれば、早い場合は1〜2週間ほどで「元気になった」と感じられるケースが多く、 薬を服用する場合も、三ヵ月〜半年以内で終了できる方が殆どだそうです。
従来のうつ病と同様に「休養をしっかりとる、薬物治療(必要な場合のみ)、考え方のクセを正していく」などのステップで治療していきます。
産後うつは頑張り屋さんで几帳面な人が多い傾向があり、赤ちゃんが泣いていると「自分のせいで・・自分が悪いから・・自分は母親失格だわ・・」と自分を責めてしまいがちです。
こういった考え方のクセを少しずつ軌道修正していくことも大事なんです! 自分ができていることもたくさんあります、自己否定を決してしないでくださいね♪
1点、 抗うつ剤を飲む場合は、授乳をストップしなければなりません。このあたりは、夫婦間でもしっかり話し合ってまずはママの心の問題を優先して治療する方向で周囲もサポートしてあげて欲しいですね。。
周囲 のサポートを得て家事・育児の負担を減らし、一人になる時間を持ったり、自分の好きなことや気分転換を積極的にすることで、少しずつ回復していきますので、安心してください♪
育児は一人で完璧にするんだ!と思うと絶対にしんどく、疲れきってしまいます。育児は一人きりで抱え込むのではなく、苦しい時には堂々とサポートを受けていいんだ!と割り切って意識を切り替えてくださいね。 つらくなる前に「助けて」のサインを出しまくってください! 言葉に出さないと周りの人も気付けないものです。心身状態を悪化させないためにも、周りを頼っていいんですよ。(*´∀`*)
かくなる私も、実家の母には助けてもらいっぱなしです。 「最近しんどいねん・・・不安やねん・・・」と、話したことで、姉や母も、「じゃあ、○○したろか?」等の助けてくれる提案をくれました。
産後も一ヶ月は自宅に食事を届けてもらったり、家事も助けてもらっていました。(TдT) 姉に到っては、しばらくの間、週に2回も自宅に泊まり込んで育児を助けてくれました。(旦那さんが転勤で不在だったので)
最初は申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、逆に孫(姉からすると、姪)といれる時間が多くて幸せだと喜こんでくれる姿に感謝の気持ちでいっぱいです。 これからいっぱい恩返ししていこうと思います!そのほかにも、ママ友に悩みを聞いてもらったり、フェイスブックやブログなどで心情を吐露したり(自分の気持ちを表に出すのも重要!)カウンセリングを受けたりもしました。
ヘルプサインを出すことは大事です!決して悪いことや恥ずかしいことじゃないんだということを忘れないでくださいね★ヽ(=´▽`=)ノ
身近な人にサポートを受けにくい人は、自治体や保健所に相談してみてくださいね。
★育児ストレス、産後うつの解消アドバイスや相談先一覧★
中でもまずは、住んでいる地域の保健所へ相談に行くのが一番良いかと思います。
日本の場合、赤ちゃんを産んだ産婦人科に行っても、出産を終えたお母さんの心のケアまでは、なかなかしてくれないものです。。。ヽ(*´Д`*)ノ
産婦人科や小児科でお母さんが精神的不安定を訴えると、即効で心療内科や精神科へと、アドバイスされることでしょう。心療内科や精神科へ行くと、もっと重度の精神的疾患を抱える患者さんが大勢いらっしゃるので、そういった患者さんと比べ症状が軽度の産後うつの場合、”薬を処方されておしまい”といった対応も多くな問題解決のための適切な処置(現状の問題の把握、それに対するアドバイス)を受けることが出来ないのも事実です。
現在は 厚生労働省が支援する母子保健国民運動プロジェクトの「健やか親子21」の取り組みにより、各地域の保健所にはそのエリアのクリニックや病院についての情報が集約されています。
そこでは、 お母さんの精神状態まで気遣ってくれる先生が在籍する産婦人科や小児科の有無、産後うつに対応している病院の有無なども保健所に行けば教えてくださるのです。
住んでいる地域によって、それが婦人科なのか、心療内科になるのかなどは差異はありますが「産後うつかも?、マタニティーブルーかも?」に対して、適切なケアを受けるためにどこの病院を訪ねたらよいかを知るためには、まずは、保健所に足を向けて相談してみるのが良いかと思います。
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